後悔しないためのインテリオプションこれはダメ
密かに当ブログ人気コンテンツの「インテリアオプション系の記事」第4段になります。前回はおすすめしないインテリオプション第1位から第5位までをご紹介しましたが今回は3つあらたに追加させていただきました。本当は6位から10位を追加しましたー!とかのほうがキリが良いのですがそこまで「おすすめできない」インテリアオプションがあるわけでもないので3つだけ追加となります。
前回のおすすめしないインテリアオプション第1位から第5位の記事はこちら↓
インテリアオプションとは
ここで言うインテリアオプションとは主に新築マンションを購入した時に、完成日(入居日)までにお部屋に設置されうるべきものでマンション販売業者(売主)が主催するオプション会で買えるものを示します。例えばカーテンやエアコン、家具、アクセントクロス、エコカラットが代表的なものになり、比較的ぎりぎりまで悩むことができます。
すでに当ブログで記事にしておりますが締め切りがかなり早い売主オプションと混同されるかたも多いですが「インテリア」とつくように別物です。たんに売主オプションと言えば、お風呂やトイレのアップグレード、ダウンライトを新規増設、間取り変更などがこれに該当し基本的に売主にしかできないオプションがこれらになります。もちろん新築リノベーション業者も似たようなことはできますが、完成後の作業となってしまいます。売主オプションであれば入居日までには設置されていることと、住宅ローンに計上することができるのが最大の特徴です。
なぜおすすめしないインテリアオプションの記事を書くのか?
マンションや戸建てなどの住宅は一生に一度あるかないかの大きな買い物だと思います。その割にはまだまだ分からないことや用語も多いです。なかでも売主オプションとインテリアオプションについては実は結構「地雷」と呼ばれるものが多いです(笑)。
少しくらいならあきらめもつきますが自分の頼んだものがことごとく地雷だったとしたら・・・なんだか寂しいですしQOLもだだ下がりかと思います。かくいう私自身もすでに複数の新築マンションや戸建てを購入した経験がありますが、最初の1回目はまぁ結構地雷と言われるオプションを入れておりましたのでおなじ過ちを皆様には踏んでほしくないという思いから記事化しております!
ここで言う地雷とは具体的には不人気となっているオプション、価格が異常に高い、大して役にたたないを言います。とくに「価格」は大事な要素だと思っています。いくら地雷といってもそれが一般的な相場から見て「安ければ」特段問題ないですからね。では早速6位から8位まで発表したいと思います!
おすすめしないオプション第6位:造作家具(TVボード)
悩みましたがおすすめできない第6位は造作家具となります。「ぞうさくかぐ」と読みますが文字通りフルオーダーメイドで家具を新居入居日までに作ってもらって専有部に取り付けるものになります。カッコ書きで「TVボード」としているのは造作家具そのものを否定することはできないからです。例えばキッチンのカップボードやトイレの吊戸棚なども造作家具の代表的なものですがこれらは価格が高いのでどうかとは思うものの、おすすめしないとまでは言えないものだからです。なのでTVボードの造作家具がBUTということで6位です。理由はライフスタイルの変化と売りづらいの2点です。
とくに上図画像のようなTVボード+壁掛けTVの造作家具をイメージしてください。まず下の空間があることによって部屋が広く見えるのと掃除がしやすくなるのはメリットです、そして配線も見えなくすっきりしておりとてもお洒落で収納もできます。しかしこういったTV台は主にLDへの設置を想定しておりますが、10年後、20年後、30年後もそのLDの同じ場所でTVを見ますか?もしかしたらライフスタイルの変化によってその場所にPCを置きたいとかほかの家具を置きたいとかに絶対にならない自信はありますか?
YESの人は6位ではなくなりますが多くの方は「わからない」だと思います。なにしろ造作家具は移動が一切できません。壁にくっつけて設置されているので動かすことができません。家具はいずれ壊れますが壊れた時もやっかいです。そして売るときに買う側からみてTVボードの造作家具は「ないほうが良い」と思う方が多いからです。もっと言えば上図みたいなタイプですとTVをどかすとそのTVサイズに見合った壁掛け用の器具がありますが買い替えなどで違うサイズにするときや、時を経てTV取り付け部の仕様が変わった場合なども厄介な問題だと思います、また配線が断線したときなども壁の中にコードを格納(隠す)タイプですとその交換作業もかなり難儀します・・・デメリットも結構多いので第6位となりました。
ちなみにですが、上図みたいな完璧なフロートではないもののフロート風のTVボードそのものはおすすめです。というか下記とまったく同じTVボード一つ持っています!ヤフーと楽天ショッピングでこのサイズ(幅)とセラミック天板はオンライン限定品です。
おすすめしないオプション第7位:食洗器を深型にする
基本的に最近の新築マンションは最初から食洗器が標準でついてくることが多いです。ビルトインなのですっきり綺麗に収まっております。しかしだいたい最初からついてくるのはリンナイの浅型汎用品(実売5万円程度)です。こいつの性能がまぁ悪い悪い(笑
はじめて食洗器を使う方にとっては「食洗器ってこんなものか?意外と落ちないんだな」と予備洗いを余儀なくされる性能に愕然とするかもしれません。
しかしそんな性能を知ってかしらずか?売主主催のインテリオプションではほぼ確実に「食洗器の深型へのアップグレード」があります。主にパナソニックやリンナイの上位グレードが用意されることが多いです。
ちなみに食洗器を深型にすることそのものは超おすすめです。特に上記製品は深型で予備洗いもなく良く落ちますし洗剤も自動投入です。まさに「食洗器とはかくあるべき」と言えるほどよくできた製品です。
ではなぜおすすめしないで7位なのか?それは「インテリアオプションで買う食洗器は異常に高い!」の1点です。要は自分で新築完成後に買って取り付けたほうが遥かに安いということです。
例えば上記パナソニックの深型タイプ(洗剤自動投入タイプ)をインテリアオプション会で頼むと工賃込みで恐らく45万円程度はすると思います。ところがこの製品を自分で手配して取り付けはプロに頼んだとしても工賃込みでも20万くらいで収まります。この価格差は無視できないですよね・・・。
ただこれを言うと「インテリアオプション会で頼むと食洗器の面材もキッチンと同じ色味で面材合わせしてくれるじゃないか?」と言う方もいます。もちろんその通りですしそれこそ売主主催の強みではありますが普通にほかの業者でも面材の型番さえわかっていれば同じものを格安で取りつけてくれます。例えばキッチン面材ですと凸版さんの製品がよく使われています。
TOPPAN(凸版)の面材製品URL
https://forest.toppan.co.jp/products/
マンションの営業さんに「キッチンの面材の型番を教えてください」と聞けばきっと教えてくれると思うのでそれさえわかればあとは自分で手配した方がコスパ良いです。ということで7位は食洗器でした。価格が高くてもいいよという方であれば食洗器を深型にアップグレードすることそのものは大変おすすめとなりますのでお間違いないようお願いします。
おすすめしないオプション第8位:ビルトインコンロ
最後となります、おすすめできないインテリアオプション第8位はビルトインコンロとなりました!最近の新築マンションのキッチンの面積は2LDK、3LDKですとだいたい3畳から3.5畳程度の大きさです。はっきりいって戸建て(概ね4畳程度はある)より狭いので戸建てからマンションに住み替えとなる場合は断捨離が必要になるかと思います。
そこでキッチン内蔵型のビルトインコンロを狭い面積の有効活用という視点から検討されるかたも多いと思います。例えばガスオーブンであったり電子レンジであったりそういったものをキッチン天板の上に置くと邪魔ですがビルトインならすっきり見た目もとてもよくなります。しかしおすすめしないとした理由は単純で下記の3点です。
- 価格が高い(据え置き型に比べて+20万円以上となることが多い)
- 機器の入れ替え時にまた高額な費用が掛かる
- 故障時の修理も取り外し工賃が余計に掛かる
ということで金額的な理由が結構大きいのでおすすめしないとしました。なのでお金に余裕がある方であれば「入れたければどうぞ」という回答にもなります。
お勧めしないインテリアオプション総括
今回のランキングいかがでしたでしょうか? インテリアオプションをご検討されている方のなんらかの参考になれたのであれば幸いです。期限が厳しい売主オプションと違ってインテリアオプションは締め切りが緩いです。それは基本的にインテリアオプションは消耗品的な扱いであることが多いのと比較的代替品も多く交換も容易なものが多いためです。
とくに家具類は実際に住みはじめてから買う方が後悔しないとも言われております。それは実際のサイズ感であったり圧迫感、天井高との関係、採光など図面だけではどうしても推し量れない現場の感覚というのは住んでみないとわからないからですね。
なので悩まれたのであればまずは保留にして住みはじめてからじっくり考えて買う事を最後にお勧めします。売主主催のインテリアオプションはなにしろネット等で買うより確実に2割以上は高いですからそのあたりは冷静に考えると良いのではないでしょうか(^-^)以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。