シニアカートを買ってみた
ショッピングカート、シニアカート、シルバーカー、お買い物カートなど様々な名称がありますが、写真のような外観のカートのことを示しております。先日、久しぶりに実家に帰ったところ、長年原付バイクで買い物をしていた母親がバイクを引退していたことがわかりました。高齢なので免許返納をし、同時にバイクも降りるということでした。まだまだ、元気ですが引き際も肝心!良いことだと思います。
その際に相談されたのが買い物。いままではスクーターのメットインや足元にお米や水など重いものもなんでも収納できあっというまに移動できていましたが、いまは徒歩なのでお米一つ買ったらほかになにも重くて買えない・・・ということでした。そこで、すすめたのが冒頭のお買い物カートです。シニアカートと呼ぶのが一般的ですかね、それをプレゼントしましたのでレビューしてみたいと思います。
シニアカートとは
足腰が弱ってきた、少し歩くだけで疲れてしまう、腰が痛い、重いものを持ち運べないなど、歩行に不安を感じている高齢者が買い物など外出の際に利用する手押し車のことです。見た目が見た目なので若い人が使うと似合わないです(笑
ハンドルを握って押しながら歩くシニアカート、安定した姿勢をとりやすく、歩行をサポートしてくれます。買い物のときなどに荷物を入れられる収納スペースがついていたり、歩き疲れたときに休憩できる椅子になる機能がついているなど、足腰が不安な高齢者のおでかけを快適にしてくれる工夫がされているのが特徴です!
シニアカートの使い方
シニアカートは、荷物を収納スペースに入れて運ぶ、歩き疲れたら座って休憩するなど、外出するときの負担を減らし、楽におでかけするために使うものです。ハンドルを握って歩くことで姿勢が安定しやすくなるので、少し足下がふらついてしまう人や、杖だけで外出することに不安を感じている人にもおすすめです。歩くことは、健康維持のためにとても大切なことです。歩くことによって、脳が活性化されて認知症の予防にもつながると言われています。歩行に対する不安があり、外出することが億劫になっている人も、シニアカートを活用して楽しくおでかけしてみてはいかがでしょうか?
シニアカートと歩行器の違い
シルバーカートと歩行器は似ていますが、使う目的や機能などに違いがあります。 シルバーカート、歩行器それぞれの特徴をご紹介します。
シルバーカーの特徴
使用対象
自力で歩ける人(自立歩行)向けに歩行をサポートする福祉用具です。
機能
歩行をサポートし楽に歩くことができます。荷物を運ぶためのカゴがついており、荷物を持つ負担を軽減することができます。また、歩き疲れたときに椅子替わりとして座ることができる機能がついているものが多く、休憩することができます。
介護保険について
介護保険対象外となります。
歩行器の特徴
使用対象
自立歩行が難しい人が使用する福祉用具です。加齢による筋力低下や、片麻痺などによって支えがないと歩行が困難な人をサポートし、歩行訓練などに使用されます。
機能
身体状況によって固定型歩行器、交互型歩行器、歩行車(車輪付き歩行器)などを選ぶことができ、安定性はシルバーカーよりも優れています。両腕で体重を支えながら前へ進むことができるので、転倒リスクや足腰にかかる負担を減らすことにつながります。もちろん、シルバーカーと同じように荷物を運ぶためのカゴがついており、荷物を持つ負担を軽減することができます。また、歩き疲れたときに椅子替わりとして座ることができる機能がついているものが多く、休憩することができます。
介護保険について
介護保険を利用してレンタルすることが可能です。介護保険が適用対象の場合、費用の1割(所得に応じて2割から3割)を自己負担すればレンタルすることができます。
シルバーカートの種類
シルバーカートには、大きさや形、機能などの違いによって様々な種類があります。
ボックスタイプのシルバーカート
ボックスタイプのシルバーカーは、大型で車幅が広く、安定性に優れています。昔ながらの定番タイプであることからスタンダードタイプと呼ばれることもあります。収納スペースが大きく、買い物した荷物などをたくさん入れることができます。荷物はたくさん入れられますがその分重くなってしまうので、入れすぎには注意しましょう。
座面がついているものは座幅が広めでクッション性が高いものが多く、他のシルバーカーよりも座り心地が良いでしょう。立ち上がりやすいように肘掛けがついているものもあります。大型で重量があるため、持ち上げる機会が多い方には向いていません。
コンパクトタイプのシルバーカート
コンパクトタイプのシルバーカーは、軽量で持ち運びやすく、小回りが利くので便利です。ボックスタイプと比べると安定性は劣ります。
軽くて持ち上げやすいのでバスや電車など公共交通機関で移動することが多い方におすすめです。コンパクトなため収納スペースが少なく買い物にはあまり向いていませんが、ちょっとしたおでかけや散歩などには最適です。はじめてシルバーカーを使う方は、試しにコンパクトタイプからはじめてみるのもよいでしょう。コンパクトタイプのシルバーカーにも座面がついているものもありますが、ボックスタイプなど他のタイプと比較すると座幅が狭くなります。
ミドルタイプのシルバーカート
ミドルタイプのシルバーカート は、ボックスタイプとコンパクトタイプの中間ぐらいのサイズです。ボックスサイズは大きくて使いにくい、コンパクトタイプは小さくて荷物が入らないという方にはミドルタイプがおすすめです。重量は重すぎず、軽すぎず、収納力もそれなりにあるので買い物にも使えます。座面付きのものが多いですが、ない場合もあるため事前に確認しましょう。ボックスタイプと同様に、荷物を入れすぎると重くなってしまうので注意しましょう。
ワゴンタイプのシルバーカート
ワゴンタイプのシルバーカーは、大きなワイヤーカゴが付いています。ワイヤーカゴは収納力が高く、重い荷物の運搬などに最適です。汚れがついても拭き取りやすいので、園芸用品などの汚れやすい荷物を運ぶときにも安心です。小さな物を入れるときにワイヤーの隙間から物が落ちないインナーバッグ付きのものもあります。
ショッピングカート
ショッピングカーは横で押したり、後ろで引いたりして使用することができるので買い物に便利です。バッグの取り外しが可能、保冷仕様など、買い物のことを考えた機能が充実したものもあります。カラーやデザインが豊富で、男女問わず使いやすくなっています。買い物を重視しているため歩行補助機能が付いていないものもあるため記載等を注意して確認しましょう。
シルバーカートの選び方
たくさんの種類があるシルバーカーですが、使用用途はもちろんですが利用者の身体に合っているかどうかも選ぶ際に重要なポイントです。以下を参考に、無理なく安全に使えるシルバーカーを選びましょう。
シルバーカーのハンドルの高さ
シルバーカーのハンドルの高さが適切でないと、ブレーキの操作がしにくい、バランスが取りづらい、目線が下がって視野が狭まるなど、転倒や事故につながるリスクが高まります。利用者の身体に負担がかからず安全に使用できるように、適切なハンドルの高さのシルバーカーを選ぶことが大切です。ハンドルが低すぎると腰への負担が大きくなり腰痛や円背を引き起こす可能性があります。ハンドルが高すぎると腕の疲れや肩こりの原因になります。適切なハンドルの高さの目安は、身長÷2+5〜15cmと言われています。ほとんどのシルバーカーは高さが調節できますが、小柄な人向けや高身長向けなどのシルバーカーもあります。利用者の身長や身体状況などに合わせて選びましょう。
シルバーカーの重量
シルバーカーの重量は、サイズやデザインによって異なります。利用状況、使用目的を考えて使いやすい重量のものを選びましょう。ちょっとしたおでかけや旅行先で使いたい場合は、軽量で持ち運びに便利なコンパクトタイプ。荷物を入れて運びたい場合は、ミドルタイプやボックスタイプなどと種類はありますが、荷物をたくさん入れるとその分重くなります。持ち上げる機会が多い方は、荷物を積んだときの重量も想定して選ぶようにしましょう。
シルバーカーのキャスター
キャスターの種類
シルバーカーは前輪のキャスターの違いで、シングルキャスターとダブルキャスターの2種類があります。
シングルキャスター
車輪が1つのキャスター。軽量タイプのシルバーカーによく使われています。キャスターの角度が直進固定になっているものが多いので方向転換は少し持ち上げるようにして行う必要があります。
ダブルキャスター
車輪が2つ並んでいるキャスター。シングルキャスターに比べて安定感があり、道路上の穴や溝にも落ちにくくなっています。キャスターの角度が調節できるものが多く、方向転換がしやすいです。
キャスターの角度
前輪の角度を調節できる機能がついたものとついていないものがあります。利用シーンや使用目的に合わせて、使いやすいさを考えて選びましょう。
直進固定
キャスターを直進の向きで固定します。車輪が回らないため 、砂利道のようなガタガタした道でもまっすぐに進みやすいです。
左右回転固定
キャスターを左右決まった角度に回転させた状態で固定します。方向転換がしやすくなり、車体が必要以上に曲がってしまうことを防ぎます。角度は製品により異なります。
360度フリー
キャスターが360度回転するため、屋内の狭い場所でも小回りが利きます。
ブレーキ操作
ブレーキが操作しやすいかどうかもシルバーカー選びにおいて重要なポイントです。ブレーキレバーを握ってブレーキをかけるタイプ、シルバーカーを押すときにブレーキレバーを握り、レバーを下ろすとブレーキがかかるタイプ、足元のペダルを踏んでブレーキをかけるタイプなど、製品によってブレーキ操作は異なります。安全に使用するために購入する前に実際に操作するなどして、利用者が使いやすく、簡単に操作できるものを選びましょう。
バランスと安定性
収納力と安定性のバランスを考えて、利用者が使いやすいタイプを選びましょう。コンパクトタイプは軽くて持ち運びに便利ですが、軽すぎて不安定に感じる場合があります。安定性を重視すれば、大型のボックスタイプがよいでしょう。ただボックスタイプは重量があるので、持ち運びや段差を乗り越える際には力が必要となります。収納力のあるシルバーカーは荷物を入れるとさらに重くなります。荷物を積んでも動きにくくならないかを考えて選びましょう。
私が買ったシルバーカートはリズムRWC!
長々と説明をしてきましたが、上記の様々な種類や要件を考慮した結果、僕が母にプレゼントしたシルバーカートは島製作所 リズムRWC ブラウンにしました。以下、本製品の特長をまとめてみました・・・。
収納に便利なおりたたみ機能
折りたためばコンパクトになり、持ち運びにも便利。玄関横の空いたスペースに置いておくと良いかと思います。
シルバーカー リズムRWCの駐車ストッパー
収納例です。お米5kgを買ってしまうとそれだけで結構中は窮屈になります。それ以外のものは袋にいれて蓋を閉じた後上に載せると良いでしょう!
駐車ストッパー:手元のレバーで駐車ストッパーのオン・オフができます。上に上げればストッパーがかかり下に下げれば解除となります。
買い物カゴが乗せられます
座面に買い物かごが載せられるのでお買い物もラクラクです。実際に使用するのは母親ですがこれは便利だと思います。欲を言えばカートの上にスーパーのカートを横に置く形になるので、縦に置けたらなおGOODでしたかね、横に多少なりともはみ出てしまいますので。
シルバーカー リズムRWCの2WAYキャスター
外側にも収納部としてポケットがあります。お財布や貴重品などを入れておくのにぴったりの場所ですね。なお、手持ちのバーには傘をつけられる部分もあります。
2WAYキャスター前輪2WAYキャスター付き(固定・120度)で方向転換もスムーズです。タイヤも大きめでしっかりしているので未舗装の道路でも、ハンドルをとられることなくスムーズに動かすことができると思います。
仕様
商品名 【島製作所】シルバーカー リズムRWC
品番(メーカー) JAN ブラウン:534049/ブルー:534414/二筋格子ブルー:534445/フローラルNB
メーカー 島製作所
タイプ コンパクトタイプ
仕様 ハンドブレーキ/折りたたみ可能
シートカラー ブラウン/ブルー/二筋格子ブルー/フローラルNB
主材料 本体部(アルミ(粉体塗装))
キャスター(EVA)
ホイル(PP)
バッグ材質(ポリエステル)
ブレーキ ハンドブレーキ/駐車ストッパー 重量(kg) 4.4
座面(cm) W27×D23 車輪(cm) 前輪13/後輪15
袋寸法(cm) W27×D24×H32(外寸)
(小袋)W23×D8×H18(小袋) 耐荷重(kg) 80
座面高さ(cm) 48 素材 アルミフレーム
車体寸法(cm) 折りたたみ寸法(cm)
全幅 46.5 全幅46.5全高 84~91.5 全高 64全長 52 全長 28参考URL
販売元:株式会社 島製作所
http://www.shima-seisakusyo.com/products/silvercar.html
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