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長年の悩みが解決 超ハイテク 調光シールド 徹底比較2大対決 フォトクロミック CWR-1 vs e-tint AX12 AKARI (ARAI SHOEI)

フォトクロミックシールド 車・バイク
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ヘルメットの内側(顔)を見られるのが苦手なのでスモークシールドやミラーシールドを愛用しています。欠点は夜になると視界が悪くなること。こういった問題を解消するためには唯一と言ってよいのが「調光シールド」です。調光シールドとは電子的あるいは紫外線の加減で色合いが変化する2種類があります。両方使ったことのある筆者が詳しくレビューします。


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おすすめの調光シールドはたったの2種類しかありません、それぞれを詳しくインプレッションします

調光シールドでおすすめなのはたったの2種類です。それらは電子式と紫外線式の2種類に大別されます。SHOEIのフォトクロミックCWR-1は紫外線式、e-tintのAX12は電子式となります。はい、たったこれだけです。ほかにも怪しい中華製とか諸々少ないながらも存在していますがこの2種類の中から選択すれば十分です。ただし非常に残念なのは紫外線式はSHOEIのヘルメット専用です。具体的にはピンロックシールド対応のヘルメットなのでSHOEIであっても対応するヘルメットはZ-7シリーズ、X-FOURTEENシリーズ、X-14と3種類だけですがこの3種類は売り上げの6割以上を占める売れ筋なのでこのような対応をしているのかと思います。なのでARAIユーザーやその他メーカヘルメットのユーザーが調光シールドを考えるとしたら事実上電子調光シールドのe-tint製品AKARI AX12一択となりますね。

調光シールド総合評価 ☆☆☆☆
☆4つの評価とします(☆5が満点)。
調光シールド(フォトクロミックCWR-1およびAX12)という商品を買って一番最初に思ったこと「なんでもっと早く買わなかったんだ!」でした(笑) 私はいままではずっとバイクを運転するとき、ヘルメットのシールドはスモーク、ミラーシールドを使っていました。スモークにすると朝夕の眩しさも軽減されますし、顔が外から見えないので安心する、街を歩く人や車を凝視してもばれない(笑)というのがその理由です。
フォトクロミッククリアー状態

フォトクロミッククリアー状態

スモークシールドがダメな理由

昼間の明るい時間帯はこれで全然問題ないのですが困るのがトンネルや夜間、夕暮れ時などの暗くなる時間帯。スモークシールドは暗くなると途端に外の視界が悪くなります。これで雨でも降られたらさらに悪化するので運転することが危険なレベルです。ミラーシールドという顔が全く見えないシールドにいたってはさらに夜は見えませんw スモークシールドとってもメロースモークやライトスモークなどの比較的そこまでスモークがかかっていない(強くない・濃くない)シールドもあればダークスモークなどのかなり濃いスモークもあり様々ですがいずれも夜になると視界が悪くなるのは共通です(とくにダークスモークはほぼ見えません)。 「夜見えないならシールドを開ければいいのでは?」と思うかもしれませんが、雨が降っていたら開けられませんし、夏などは虫が飛び込んでくる、速度をあげれば風圧で目が痛いなど阻害要因が多くて開けながらの走行が難しいのが現実です。

調光シールドとは

調光シールドとはシールドの色や濃度が変化する特性があるシールドのことをさします。調光シールドには今回ご紹介する「フォトクロミックCWR-1」のような表面に紫外線を受けることで色・濃度が変化するものと、「イーティント e-tint Akari AX-12」のような純正シールドの裏面に薄いフィルターを張り付けて電子的に色合いを替える電子シールドの2種類に大別されます。 紫外線式はシールドそのものを交換、電子式はお手持ちのクリアシールドに張り付けるという形です。それぞれ優位性と欠点、メリットデメリットがあります。

紫外線式調光シールドフォトクロミックCWR-1の動作を動画で解説

レッドブログ(当ブログ)ではyoutubeチャンネルでも商品の紹介をしております。このフォトクロミックは文字で説明するより動画でみたほうが圧倒的にその凄さがわかるのでまずは動画を見てみてください!動画を見ると分かりますが反応するのはあくまでも紫外線です。屋内の明かり(電気・電灯)をいくら強く当ててもシールドの色はクリアーなままです。どのような原理かは不明ですが非常によくできていますよね。ライトにまで反応されたら、明るい繁華街や街頭、対向車のライトで濃度が変わって暗くなって危険ですから。

フォトクロミックCWR-1と電子調光シールドAX12を徹底比較してみた

CWR-1紫外線変色後

フォトクロミックCWR-1のメリットデメリット

メリット

  • フォトクロミックは紫外線にさらすと徐々に暗くなっていき(だいたい20〰30秒くらいで光量による)、暗所に入ると明るくクリアーシールドに戻ります(だいたい10秒くらい)。最も暗い状態でトンネルに突入してもしばらくは暗いですが、特に運転に支障をきたすレベルで暗くはならないので問題ありません。
  • どちらもUV(紫外線)カット率は高いのですがフォトクロミックは99.5%以上カットとかなり高いです。 なんといっても安全に見える視界で常に明るくなったり暗くなったりするのは非常に重要なポイントです。

デメリット

  • CWR-1は電子調光シールドAX12より黒くはなりません。とは言っても半径30cmくらいまで近づかれて凝視されたら目元くらいは薄っすら見えるレベルなので現実問題、外に走っていてそこまで近距離で見られることなんてまずないでしょう。そもそも電子調光シールドのAX12でも至近距離で凝視されたら顔は薄っすらと見えます。さすがにミラーシールドや超ダークスモークシールドのようなまったく顔が見えないというレベルにまでは至りません。
  • フォトクロミックは紫外線を浴びて黒くなる特性上、紫外線が弱くなる夕暮れ時などは朝や昼間に比べて黒くなる濃さが薄くなります。

CWR-1説明書

電子調光シールドe-tint AX12 AKARIのメリットとデメリット

AX12バッテリー

メリット

  • 電子調光シールドのAX12のほうがフォトクロミックよりシールドが濃く黒くなる。(濃度を5点満点で評価するならば超ダークスモークシールドやミラーシールドが最高の5点なら、AX12は4点、フォトクロミックは3.5点です)
  • ボタン一つで瞬時にONとOFFができるのでタイムラグが紫外線式と比べてほぼ0(ない)
  • シールドが曇りにくい(なぜかわかりませんが明らかに曇りにくくなります)
  • 幅広いヘルメットのシールドに対応している

デメリット

  • 価格がフォトクロミックより6,000円程度高くつく。
  • 自分でカットしてフィルムをシールドに張り付けるので手間がかかる
  • バッテリーの充電も必要なので面倒
  • 夜間対向車のヘッドライトを見るとまれに「ハロー・グレア・モワレ」のような見え方を起こす(運転には特に支障ありません)
  • シールドをOFFにしても夜は若干暗く、さらに夜に雨が降ると電子シールドの特徴でいたしかたないが光が乱反射して非常に見えずらくなる。
  • 夜は紫外線式のほうが外が明るくくっきりと見える。

こんな感じですね。両者一長一短あります。

イーティント e-tint Akari AX-12に代表される電子調光シールドの欠点について

AX-12
いままで調光シールドはAX-12を使っていました、これも☆4をつけて良いと思うほど優れた製品ですが今回一緒に紹介しているフォトクロミックには若干ですが劣ります。劣る(欠点)についてはまず耐久性です。シールドの右上あたりに切り替えスイッチを取り付けてONOFFをするのですがこのスイッチがよく壊れます。3年間使いましたがこのスイッチは3回も壊れました。スイッチだけ別売りしているので買うときはスイッチも2つくらい買っておくことをお勧めします。
もう一つは取り付けが煩雑でしかも一発勝負です、これは自分が使うシールド(シールドの種類はフォトクロミックより汎用性が高い)に併せて電子フィルムをハサミでカットして、シールドの湾曲に沿って綺麗に張り付ける作業が生じます。これが結構難しくて失敗する方も多いです。失敗したところでもう一度剥がせますが粘着力が薄れるのとデリケートなフィルムなのでこの作業で壊れてしまうこともあります。
さらに夜間がフォトクロミックに比べて暗いことですね。フォトクロミックの夜間はほぼクリアーシールドと同等の視界まで回復しますが電子調光シールドはもともとフィルムが薄黒いため夜間も少しくらいです。ライトスモーク程度の夜間時の暗さです。ただ張替え可能なのでシールドが飛び石などで傷がはいった場合でもシールドだけ取り換えて張りなおせばまた普通に使えるのは良い点ですね(^▽^)

電子調光シールドにはSHOEIの曇り止めピンロックEVOが併用できない

EVOEVO

これも電子調光シールドの欠点ですね。シールドの曇り止めに絶大な威力を発揮するSHOEIのEVOが使えなくなるからです。なぜなら両方ともシールドの「内側」にフィルムを張り付けるからです。ただ、どういう理由かわかりませんが電子調光シールドは基本的に曇りにくいので、EVOが無くても特段曇って困ることはほとんど無かったのでそれほど致命的な欠点までとは思っていません。

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フォトクロミックCWR-1保管方法について

CWR-1
紫外線を吸収して作動するシールドの為、商品を長くもたせるためには使わないときの保管状況も大切だと感じています。実際、買ったときの商品の梱包は紫外線が入らないような形で梱包されていました。それなので、例えばバイクを駐車場に停めてヘルメットはミラーやサイドにかけっぱなしにする・・・というのは辞めたほうが良いかと思います。メットインがあるバイクならメットインに、外に置かざるをえないのならヘルメットカバーをした上でバイクに取り付けておくとより良いかと思います。

お勧めレベル

総合評価:☆☆☆☆
調光シールドのおすすめレベルは総合で4つ☆です。昼間はスモーク、夜はクリアーで視界良好が良いと思う方は迷わず「買う」ことをオススメします。
価格:☆☆☆
基本的にヘルメットのシールドは消耗品なのでその割には、はっきりいって高いです、もう少し安いと完璧ですね。
耐久性能:☆☆☆
ARAIやSHOEIの純正シールドは頑丈です。電子シールドあるいはフォトクロミックも純正シールドがベースなのでその耐久性も高いと判断できます。なおここで言う耐久性とは壊れるとかひびが入ったらダメというのはもちろん含みますが、日々の謎の小傷が蓄積して拭いても落ちないレベルの傷がシールド全体に複数個でてきたら買い替えという判断もあります。だいたい3年以上はもちそうです。ちなみにAX12は600回ほど使用しましたが、最後はフィルムそのものが発光しなくなり壊れました。でもこれだけ持てば十分でしょう。
汎用性:☆☆
これは悪いです。まず紫外線式はSHOEIのヘルメットにしか対応していません。ARAIユーザーやその他ヘルメットメーカーのユーザーは電子調光シールド一択ですね。
UV性能:☆☆☆☆☆
これはどちらも非常に優秀です。UVカット率99.5%以上なのでお肌に気を遣う女性ライダーにもおすすめです
※☆の数が多いほどオススメで☆5が最高。基本的に☆3以上の商品は買って後悔させません!


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紫外線式か電子式か・・・あなたならどっちを選びますか?どちらを買っても満足度は高いです(^▽^)/
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